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フレイルとは


「フレイル」とは、加齢に伴い筋力や心身の活力が低下し、「健康な状態」と「要介護状態」の中間に位置する虚弱な状態を指します。
2014年に日本老年医学会が、英語の「Frailty(虚弱)」を日本語で前向きに捉え直すために提唱した言葉です。
フレイルを正しく理解するための重要なポイントは以下の通りです。



1. 4つの側面(多面的な要素)

フレイルは単なる身体機能の低下だけでなく、以下の4つの要素が相互に影響し合っています。
  • 身体的フレイル: 筋力の低下(サルコペニア)や、歩行速度の低下、活動量の減少 。
  • 精神・心理的フレイル: 認知機能の低下や、うつ状態、意欲の減退など 。
  • 社会的フレイル: 独居や閉じこもり、他者との交流の減少など。
  • 口腔フレイル:口腔嚥下機能低下による栄養不足。活舌が悪くなり会話不足など。

2. 最大の特徴は「可逆性」

フレイルは、適切な食事、運動、社会参加などの介入を行うことで、再び健康な状態に戻る(回復する)ことが可能なステージです。
放置すると要介護状態になるリスクが高まるため、早期発見と対策が極めて重要です。

3. セルフチェック(フレイルの基準)

一般的に、以下の5項目のうち3項目以上に該当するとフレイル、1〜2項目ならプレフレイル(前段階)と診断されます 。
1. 体重減少:意図しないのに半年で2〜3kg以上減った
2. 筋力低下:握力が弱くなった(男性28kg、女性18kg未満)
3. 疲労感:わけもなく疲れやすく感じる
4. 歩行速度の低下:横断歩道を渡り切るのがやっとになった
5. 身体活動の低下:外出や運動の頻度が減った

4. 予防のための4本の柱

2026年現在も推奨されている予防法は、以下の4つのバランスを整えることです。
  • 栄養(食生活):タンパク質をしっかり摂り、口腔ケア(オーラルフレイル対策)で噛む力を維持する。
  • 運動:ウォーキングやスクワットなど、筋力を維持する習慣を持つ 。
  • 社会参加:趣味の集まりやボランティアなど、他者との交流を絶やさない 。
  • 楽しみ生きる喜び:旅行や趣味、家族や仲間との楽しい会話など、普段の生活のなかに生きがいや楽しみを感じる。
詳細な判定基準や対策については、日本老年医学会の公式サイトや、各自治体が提供するフレイルチェックリストを活用することをお勧めします。